poika@ダンナの方です。忙しさにかまけてすっかりブログから遠ざかっていましたが、久しぶりの更新です。本日は絵本の話を少し。
子供が生まれて生活のリズムは大きく変わりました。(半ば強制的に)早起きするようになりましたし、テレビも全く見なくなりました。睡眠や娯楽の時間とトレードオフで家事・育児の時間が増えることは、忙しくはありますが、貴重な時間を過ごしているとも感じられます。
最近は子供が2歳になったこともあり、絵本を読む機会も随分と多くなりました。大人になって全くと言っていいほど絵本を読む機会はなくなりましたが、久しぶりに読むと大人でも楽しい絵本に出合えるのはうれしい発見です。最近読んだ絵本で印象に残ったものをいくつか紹介します。
子供と一緒に大人も楽しめる絵本
もりのなか
マリー・ホール・エッツ 文・絵 / 間崎 ルリ子 訳 福音館書店
森に散歩に出かけた男の子が色々な動物と出会い、行列を作って一緒に散歩をしたり、かくれんぼうなどをして遊ぶお話。白黒で描かれた絵は一見地味ですが、登場する男の子や動物の表現は愛嬌があり、子供も集中して話を聞いてくれます。夢と現実の境界を描くような話の結びは、大人の私が読んでも色々と話の続きを考えてしまいます。「またもりへ」という続編もあるそうですが、読まずに続きを想像するのも楽しいかなと思います。
夜、寝かしつけの前によく読んでいますが、良く寝てくれます。
本のなかには DANS LE LIVRE
ファニー・マルソー 文 / ジョエル・ジョリヴェ 絵 / うちだ さやこ 訳 アノニマ・スタジオ
イラストレーションの構図と色彩が印象的な画集のような大きな絵本。「なかなか かみのけのなか だーれだ?」「わたしは かみどめ」、「なかなか すのなか だーれだ?」「わたしは とり」のように、同じリズムを繰り返しながら読み進められるので、結構なボリュームがあるのですが読み聞かせも大変ではありません。紙の手触りや版画のような印刷といったこだわりは、子供よりも大人のほうが楽しんでいるかもしれません。「もりのなか」と同じく、この本も良く寝てくれます。
ラチとらいおん
マレーク・ベロニカ 文・絵 / 徳永 康元 訳 福音館書店
弱虫の男の子・ラチがらいおんと一緒に少しずつ怖いものを克服していくお話。ラチが苦手な怖いものを克服していく過程が、かわいいイラストで描かれていて、最後にラチがらいおんからの手紙を読む場面では、少しじわっとしてしまいます。この先、子供が苦手なものを克服した時に、なんとなくこの本を思い浮かべてしまうのかな、などと考えてしまう1冊です。
そして、この本でもよく寝てくれます。
※この3冊は、単純に寝る前の読み聞かせの時に読んでいる回数が多いだけなのかもしれません。
A picture is worth a thousand words
海外には、“A picture is worth a thousand words《一枚の絵は一千語に匹敵する》”ということわざがあるそうです。
絵本は子供の創造力や語彙力向上につながると言われていますので、大人の私も楽しみながら長く読み聞かせを続けていけると良いなと思います。