自己紹介にかえて

こんにちは。ポイカダイアリーを運営しているpoikaです。
ポイカはフィンランド語で男の子という意味です。2016年に男の子を授かり、子育てならではの苦労や楽しさを毎日味わいながら、夫婦で育児に奮闘しています。
今までのこと、これからのことを我が家の子育て日記として、育児に関する情報などをおりまぜながらブログにつづっていきます。
初回は、忘れられない出産前日と当日のお話です。

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忘れられない出産前日の出来事

37週の検診のため産婦人科へ

以前から町の産婦人科の先生には「おなかの赤ちゃん、小さめですね」とは言われていたのですが、37週の時点でもあまり大きくなっておらず、大学病院で改めて検査をうけることに。
何か赤ちゃんに異常があるのかと不安になり、先生が紹介状を書いている間、ボロボロと涙を流し、電車に揺られながらシクシクと泣き、ぼーっとしながらもなんとか病院にたどり着きました。

受付を済ませて診察まで2時間ほど待ち、やっと大学病院の産婦人科の先生にエコーを見てもらったところ、週数に対してやはり小さい事と、羊水がほとんど無くて、赤ちゃんが危険な状態である事を告げられました。突然の事でとってもびっくりして、またしても涙が止まらず・・・
エコーを小児科の先生や他の先生にも見てもらって、多数の意見を統合した上で判断したいと言う事で、すぐに入院。
旦那さんに連絡して、先生の話を一緒に聞いてもらう事になりました。

旦那さんが到着するまでの間、小児科の先生に再びエコーを確認して貰ったところ、何やらうーんと言う、不安を助長する難しい顔つきをしています。
小児科の先生曰く、「赤ちゃんの心臓に奇形の可能性あり」と言う事でした。

がーーーーーーーん。
頭真っ白、目から涙がブゥワーーーーーーーー。

放心状態で大泣きの私を見た旦那さんはただならぬ事態と察した様子です。
赤ちゃんの心臓に奇形の可能性がある話をすると、病室のベッドに腰をかけ、2人で泣きました。旦那さんが涙を流しているのを初めて見た気がします。
泣きながらも、産まれてくる我が子には変わりないのだから、と覚悟を決め、2人で頑張ろうと決意を固めました。

旦那さんも一緒にエコーを見てもらい、状況の説明を受け、生まれた後に手術の必要があるので受け入れてくれる他の大学病院へ転院する事になります。
有難い事に受け入れてくれる病院が見つかり、その日の夜に救急車で高速のって移動です。

受け入れ先の病院に着くなり、私の赤ちゃんをたくさんの先生と看護師が待ち構えてくれており、本日5回めのエコーと3回めの採血を行い、オペ室のベットで映し出される我が子を眺めていました。
すると、何やら険しい顔だった先生方の顔に安堵の様子が!

「あの、どうしたのですか?」と聞くと、羊水が少なくて危険な状態には変わりがないけれど、心臓の奇形は無いとのこと!
「ありがとうございます」と心から神様に感謝しました。これから産むにもかかわらず、もう産んだぐらいに気持ちがホッとしたことを覚えています。

紆余曲折、のち無事に出産

すぐに産んだ方がいいようだったのですが、赤ちゃんの状態が落ち着いていたのもあり、出産は翌日の午前になりました。旦那さんも一度帰宅し、翌朝改めて来院です。
その日は緊張して寝られないのではと思いましたが、お腹の痛みもさほど無く少しは寝られたので体力も多少は回復。

翌朝8時頃からオペ準備。
素晴らしく手際の良い看護師さん達とオペ医師達の連携で、ちゃくちゃくと帝王切開の準備が進みます。その間に旦那さんが到着。
いよいよオペの為ベッドに寝ながらオペ室へ移動している時に窓から見えた空が青い事。快晴です。
気持ちは落ち着いていたけれど、いざオペ室に入る時には、人生初めての手術に震えました。旦那さんに震えながらも、頑張るわと伝えます。
オペ室へ入ると、先生方が名札を見せて自己紹介をしてくれます。「ごめんなさい、名前覚えられないわ」と思いながら、J-popが流れる中、背中に麻酔を打たれオペは進んで行きます。
だんだん麻酔がきいて、10分か15分程経過した時にお腹をギュッ〜と押される感覚、それとともに、赤ちゃんの泣き声!

産まれました!
怖かったけど、本当に産まれてきてくれてありがとうという気持ちでいっぱいで、先生が保育器に入れる前に赤ちゃんの顔を見せてくれた時に初めてかけた言葉は「ありがとう」でした。

産まれてきてくれてありがとう。

出産後は眠っている間に傷口の処理が施され、気がつくとオペは終わっていました。
赤ちゃんは保育器に入れられNICUへ。
オペ室出た所で旦那さんとも対面出来たようで、良かった。
産む苦しみを別の意味で味わったけど、生きて産まれて来てくれた事に本当に感謝です。

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